千駄ヶ谷にある国立能楽堂
話題の映画『国宝』を観て、
日本の伝統的な芸能に少しだけ興味が湧いたタイミングで
能の鑑賞会のお誘いがあったのです。
勢いで申し込んでしまいました。
「この機会を逃すと一生、観ないだろうから…」
と言って、長男も一緒に。
渋いなぁ…。
国立能楽堂は1983年に開場。
一歩中に入ると、神聖な空気を感じます。
ため息が出るほど、美しい…
中庭もきれいです。
こちらは普段は入ることのできない
謡体験(能の独特のしゃべり方を参加者で読み合わせます)や
能舞台の上に立って、所作の指導を受けたり
代表者が能面をつけたり…
というワークショップにも参加しました。
能面をつけると前しか見えず、
四隅の柱を目安に、舞台の位置を把握するそうです。
能の歩き方を教えていただきましたが、
思った以上に難しい。
少し進むだけでかなり疲れます。
シテ方観世流能楽師の
川口晃平さん、伶以野陽子さんが講師でした。
お二方とも経験が豊富、
お話もとっても面白かったです。
ワークショップが終わり、
いよいよ鑑賞
始まる前の能舞台の様子。
今回の公演は
狂言『狐塚』
能『松虫』
幽玄な世界を味わうことができました。
…とは言え、やはり難しい…
ワークショップでお話を聞いていたから、少しは理解できましたが、
予習なしでは全く分らなかったな。
舞はきれいだし、
笛とか太鼓の音、
その場の空気感は行ってみないと味わえない。
とっても良い経験になりました。